「セールスお断り」は訪問しない方がいい?
自動車学校の営業マンに同行して高校3年生(18歳)のお宅に飛び込み訪問していますと、しばしば玄関先に「セールスお断り」というプレートを掲げておられるご家庭に遭遇します。
すると、同行している営業マンは、大抵「ここは、訪問するのはやめといた方がいいですよね…?」と私に尋ねてきます。
しかし、私は臆することなく「問題ありませんよ、訪問しましょう!」と言い、ピンポンを押してお客様とお話します。
商談後、営業マンにはいつも「我々はセールスではないよね?」という話をします。
「セールス=物売りのこと。我々は物売りではなく、お客様にとって最適な免許取得のタイミングや取り方、自動車学校の選び方を提案してるんだよね?」と。
売り込む気持ちは警戒心を深める
実際、私は営業として同行訪問する際には、売り込む気持ちはこれっぽっちも持っていません。
「自分のご支援先の自動車学校になんとか入校させてやろう!」なんてセールスマインドは0%。
それが営業として正しい心構えではないのかもしれませんが、売り込む気持ちを持たない方が、結果的に入校数の実績を残せています。
「入校してもらいたい!」という願望は自然と生まれますが、「なんとしてでも入校させよう!」という気持ちは、自動車学校の営業には逆にマイナスになります。
なぜなら、売り込もうという気持ちは、お客様に見透かされて警戒心を深めるだけで、何もいいことがないからです。
売り込む気持ちを捨てたとき、営業が楽しくなるし、好転しはじめます。
売り込む気持ちをゼロにすると、気持ちも楽になるし結果も出る。